オクターブの共鳴音

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zoom RSS オーティス・ラッシュのこと

<<   作成日時 : 2004/05/23 21:16   >>

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今年の、ブルース・カーニバルどうしようかと迷っていると、
某ギター屋さんの配信メールで、
「オーティス・ラッシュが2ヶ月まえに脳梗塞で倒れた為、かなりな様子らしい・・・」
という、情報を得まして・・・
数多いブルースマンの中でも、OTIS RUSHにはかなり思い入れも深く、
18年前の九段会館での凄さとか鮮明に覚えているという友人に、
伝えてみたら・・・

「どうしよう・・・でも、心配だからやっぱり行こうかな・・・」
という、返事。

で、結局どうしたのかな?と、今日メールしたら先程返事がきました。
以下、そのままの文を記載します。

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迷ったのですが、結局、金曜の夜行ってきました。
やっぱり心配だったので・・・(こんな理由でライブ行くの初めてだ〜)。

で、オーティスですが・・・う〜ん、想像以上に重症かも。
ホント、両脇支えないと一歩も歩けないし、
ギターも持ったんだけど、とても弾けるような状態ではない。
指が動くとか動かないとか言う以前に、手が指板の上をさまよって、
何をしていいのか分からないという感じでした。
もしかしたら意外に軽いのかも、という期待もあったので
やはりショックでした・・・。
それでも、ろれつの回らない弱々しい声で必死に歌おうとするんですよ。
その姿には本当、涙出ました。
一瞬だけど高音部でシャウトすることもあって、
そういうときにはしっかりとオーティスの歌声になって、(励ましの?)拍手が沸き
起こりましたね。

残念でしょうがないけど、完全復帰というのはちょっと厳しいかな・・・
歌のほうは、力や張りはないにしても本来の持ち味だけで聞かせられるようになる
かもしれないけど、あのギタープレイは永遠に失われてしまったかも。
3年前に見たとき、現役最強!ブルースの最高峰!と確信しただけに
そんな風に思いたくはないけど。

ただ、こんな状態でも本人にはかなり前向きな意思が見えて、
他の人がソロとっているときも、何か包み込むような温かいまなざしを
向けていたのには、救われたというか、これだけの逆境でこんな笑顔を
見せられるなんて、スケールの大きい人なんだなあとまた感動して涙したり・・・
見ていて辛くなったり悲しくなることもあったけど、行ったことは後悔してません。
むしろ、演奏云々ではなく、オーティスという人間のコアを見れただけで、
行ってよかったという気にさせてくれました。

本来ならとてもコンサート出来る状態ではないのですが
どうしても日本に来たいと本人が強く希望したらしいです。
会場には説明の張り紙もアナウンスもなく、直前のMCで説明するまで
何も知らない人もいたはずですが、不満の声とかはなかったですね。
むしろ終わって満足げというかすがすがしい表情の人もいて
不思議と会場全体、明るい空気が流れていたような気がします。
これも本人の病気と向き合う前向きな姿勢のおかげでしょうか。
ホント、かつて味わったことのないタイプの感動を経験した、
貴重なライブだったといえます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人はいつか老いて、(病んで)、弱くなっていくものだとわかってはいても
そういうことを目の当たりにしてみると、言葉を失います。

う〜ん、でもそんな状態でも日本に来てステージに立つ・・・
すごいな・・・

「ただ私は奇跡を信じるほうなので、完全復帰も何%か期待してます」

というメールが先程の友人からまた届きました。
うん!それは、いえる!

                               (2004.05.23)



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