オクターブの共鳴音

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<<   作成日時 : 2004/10/16 16:21   >>

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2004年9月10日〜12月12日 国立西洋美術館

今回「絵」が完成するまでの「プロセス」(製作過程)も展示されるということと、「バリエーション」として一つの主題でいくつもの異なる作品を生み出しているマティスの、それらの作品群を観ることができるということで興味をそそられました。

マティスは、作品の制作過程(プロセス)に興味を誘うような絵画を数多く残しています。制作している自らの姿を主題にした作品を描いたり、作品の途中経過を何枚も写真に残したりしています。また、一つの主題を異なったスタイルで描くという多彩な変化(ヴァリエーション)もマティスの特徴として知られています。本展は、「プロセス」と「ヴァリエーション」という2つの視点からマティス作品を紹介するもので、作家の『創る喜び』と観る者の『観る楽しみ』の両方を味わえる、これまでにない展覧会です。
(チラシの文面より)

右上の写真は、このマティス展のチケットにも印刷されている「夢」という作品(カラーのもの)のヴァリエーションです。いくつもの表現を試しているのが、良くわかりますね。

女性の彫像のヴァリエーションも展示してあったのですが、立体造形でもこんなに変化がつけられるのかと、非常に興味深いものでした。

「テーマとヴァリエーション」という、デッサン画集も展示してあったのですが私的には欲しくなってしまいました(勿論、本として出版されていればの話!)。絵を描くときに、こんなに自由に思い付くまま自分の感じるままに、まずペンをはしらせても「良い」んだと、思わせてくれます。(それぐらい、実に生き生きとした線が描かれています)←自分で絵をかこうとした場合、先に色々考えてしまい、取りあえず思い付くまま何枚も似たような構図でスケッチをする、ということをしたことがなかった私。


この馬と少女の絵は「エウロペの略奪」というギリシャ神話を題材にとった作品ですが、表現方法の一つである「消した後が残してある」ものだそうです。「???」確かに消した後が残っていて、そのまま見えます・・・。(う〜むむむ、まだこの辺りはわかります)
「塗り残した部分」が作品の一部になっている・・・という表現もあったのですが、「こ、これは?!明らかに、制作途中なのでは・・・?」と思ってしまいました。(こうなってくると、よくわかりません(笑))
その他にも4つぐらい表現方法があったのですが、このコーナーは私的にはかなり楽しめました。

下の絵は『ジャズ』シリーズのなかの「ハート」という作品です。
(ジャズシリーズの20作品を全てみることができます)
切り絵なので、本物を近くでみるとまた味わいがあります。切り絵の作品は、切り取った後の形からもインスピレーションを得て、作品に使ったりしたようです。(小学生の頃折り紙を切りとって糊で画用紙に貼りつけて絵を作ったことを思い出してしまいました)

かなり人が多いうえに、皆さん普通に話しながら観ているので(普通、展覧会は黙って観ている事が多い)なんだか、私は落ち着きませんでした。でもそれがマティス作品の魅力なのでは?と、blogに書いてる方もいらっしゃるので、「あぁ、そういうもんなのか?」と、何となく私も納得してしまいました。
大作を鑑賞しに行く、と意気込んでいくと「あれ?」っと思われるかもしれませんが、制作過程を楽しむつもりで行くとかなり満足できる展覧会でした。

※マティスの作品がお好きな方は、赤や青の色使いについて書いてらっしゃる方が
  多いようですが、私はついつい作り手の視点で観てしまいまして、このような
  感想になっています。

※参考ブログ
 「Pocket Warmer」 : マティス展

 「川島レイのレイランド Reiland」 : マティス展

 「takemag remix」 : マティス展で「プロセス」を楽しむ

※下記TBしてくださった「弐代目・青い日記帳」さんのblogに、非常に詳しく色々なことが
  書かれています。必見!

※「マティス展」関連イベントとしてこんな美味しいものがあったようです。
  「きき酒師ちえの料理と酒の相性研究」さんの記事
  マティスの絵とワインで、文化人になった気分の日曜
 
  (ちえさんのblogは、実は私のもう一つのblog「あれやこれや」のほうでお世話になっています。
  利き酒師の資格をもってらっしゃるお酒大好きな女性!)
  ソムリエの田崎真也氏がマティスの絵画にちなんだワインを選び、講師をしてくれるという
  セミナーだそう。う〜ん、ちょっと覗いてみたかったかな?
 




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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
オハジメマシテ。takemagです。リンクありがとうございました。自分は始まってすぐに見に行ったせいか、それほど混んではいませんでしたが、確かにみんな普通に話しながら観てましたね、自分もけっこう相方とあれこれ話してたような気がします。大作は大作なんですが、なんかものすごくポップなものを観てるような感じがしたし、プロセス、ヴァリエーションという見せ方が想像を膨らませてこうなってしまうのかなぁと。観てる側の脳みそをそれだけ刺激するというか、想像力とか創造力を豊かにしてくれた展覧会ではなかったかと思う訳でゴザイマス。
takemag
2004/11/10 03:38
takemagさん、初めましてコメントありがとうございます。
マティス展、行こうかどうしようか迷ったのですが、行ってみたら私的には楽しめましたが、他の方々がどうなのかなぁ〜と、思ってしまいました。なので、あえて褒める一辺倒ではなく、私なりの感想をblogで書いてしまいました。また、よろしくお願いいたします!
オクターブの共鳴音
2004/11/10 21:23
こんばんは。
拙ブログに来ていただきコメントまで書いていただき
ありがとうございました。
この展覧会は早くから観に行きたくうずうずしていました。
気がつけばもう12月もう少しで終ってしまいますね。
もう一度いけたらいいのですが・・・
Tak
2004/12/02 20:24
Takさん、こんばんは。
こちらにも、コメントありがとうございます。
本当にあっという間に12月になってしまいましたね。
マティスをとっても好きなのがTakさんの文章から伝わってきました。
また、よろしくお願いいたしますね。
オクターブの共鳴音
2004/12/02 23:16
こんばんは。トラックバックありがとうございます。
私は美術系は疎いのですが、今回の田崎氏のイベントでマティスに大変興味をもちました。よかったです。

ちなみに確か次回も著名な画家の絵とワインのコラボレーションの企画があるといっていましたので、HPをまめにチェックされてみてはいかがでしょう?(残念ながら今はお知らせは載っていないのですが…)
http://www.foodea.co.jp/weekend-society.htm
ちえ
2004/12/12 20:07
ちえさん、こんばんは。コメントありがとうございます!
ええっ!また絵とワインのコラボがあるんですか?!
情報ありがとうございます。
チェックしますね。
お酒&etcのお話、楽しませて頂いてます!
オクターブの共鳴音
2004/12/12 20:21
はじめまして、オクターブの共鳴さん。
マティス展は見逃したのですが、MOMA展でダンスを見ました。
上野とNYと両方にいったほど、MoMAは好きな美術館です。

ブログの中で簡単な美術史(簡単という範囲を超えている、一口暗記シリーズ)を書いていて表現主義まで来たのでTBさせてくださいね。
よろしくお願いします。
晴薫
2005/03/09 14:57
はじめまして、晴薫さん、TB&コメントありがとうございます。

Takさん−もとよしさんー晴薫さん繋がりで、
皆さん、来ていただいているのかしらんと、今、気がつきました。
(サテュロス ロックスターを書いてらっしゃいましたよね?)
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
オクターブの共鳴音
2005/03/09 23:50

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