天気もよくますます春めいてきた昨日、上野にヴィーナス(女神)たちを観に行ってきました。 「ウルビーノのヴィーナス」場所:国立西洋美術館(上野) 期間:2008年3月4日(火)〜5月18日(日) 休館日: 月曜日(ただし、4月28日、5月5日は開館、5月7日(水)は休館) 「古代からルネサンス美の女神の系譜」本展公式サイト みどころより ヴィーナスといえば、知らない人はいないんじゃないか、と思われるぐらい有名な神話に出てくる神様の一人ですよね。愛と美の女神であるヴィーナスは古代から人々の感性を刺激していたらしく(笑)彼女を題材にとった作品は数多く残されています。 私たちが「美」や「愛」を捉える仕方はさまざまであり、それゆえその化身であるヴィーナスは、表現の幅を持つことができました。彼女は神話上の存在であると同時に、愛や美という哲学の根本にかかわる問題を象徴することができ、さらには艶っぽい装いをまとうこともあったのです。本展に展示される作品の数々を通じて、ヴィーナスのさまざまな現われようをご鑑賞下さい。本展公式サイト みどころより と、いうわけで作品の題材は例によって神話に基づくものが多いので、軽く知っておいたほうが、より楽しめるのではないかと思います。ギリシャ神話とローマ神話で名称が違うものですから、代表的なものをあげてみますね。 ユピテル = ゼウス(全能の神) ユノ = ヘラ(ゼウスの妻 ウルカヌスの母) ミネルヴァ = アテナ(知恵、工芸、戦いの女神) ヴィーナス = アフロディテ(愛と美の女神) キューピッド = エロス(アフロディテの息子) 「女神をめぐる神話の世界」 公式サイトにも、題材になる神話について説明がありますので、観に行かれる前にご覧になるのをお薦めします。 「パリスの審判」という題材の作品も多いのですが、有名な「トロイア戦争」の元になるお話しですので、ご存知の方も多いかしらん? さてさて説明が長くなってしまいましたが、やはり一番のみどころは「ウルビーノのヴィーナス」ですね〜。フィレンツェのウフィツィ美術館からヨーロッパ以外には出たことがないという、初公開作品なわけですが、この絵がその後裸婦の手本となり続けた・・・というだけあって、とにかく”美しい”です。誰が何のためにこの絵を描くことを依頼したかは、未だに謎だそうですが、いろんな想像をかきたてるに相応しい魅力的な絵ともいえますね。一見の価値ありです〜。 色々な人が描いた沢山の”ヴィーナス”が一同に会しているので、描く人によってその表情、顔かたち、美しさもそれぞれなんですが、ウルビーノのヴィーナスが一番キレイだったかな? 最後の部屋にあるアンニーバレ・カラッチ作「ヴィーナス、サテュロスとプットー」の絵のヴィーナスも後姿で横顔しか見えないのですが、美しさが際立っていました^^(上記写真上段左から2番目)。 サテュロスは、以前このblogでご紹介した「踊るサテュロス」のように美しい青年ではなく、半人半獣の森の精なので、本展ではその姿で描かれているものがあちらこちらで見られました。 「踊るサテュロス」の記事にも書いた、プリニウスの「博物誌」の実物が展示されているのには驚き!・・・まさか本物を見られる日がこようとは! ※「踊るサテュロス」の記事へは、下記、テーマ「ギリシャ神話」よりど〜ぞ。 彫像好きな私が一番気に入ったものも、このパンフレットに載っている「ドイダルサスのアフロディテ」なんですけど、ポストカードも買ってきてしまいました(笑)このポーズのヴィーナスが描かれている絵画作品が何点かあります。 カメオ、飾り箱等工芸品も沢山展示されているんですけど、大きなタピストリーが凄かったですよ〜。お見逃しなく^^。 「ウルビーノのヴィーナス」 ←本展公式サイトです このあたりは、美術館、博物館、動物園と沢山集まっているからだと思いますが、凄い人だったわりには、本展はそれほどまだ混んでなく(時間もお昼すぎだったので良かったのかな?)ゆっくり見ることができました。美の女神たちに是非会いに行ってみてくださいね。 ※国立西洋美術館の常設展も素晴しい作品の数々ですので、必ずご覧になってくださいませ〜^^。 |
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