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zoom RSS 「金を通して世界を読む」豊島逸夫著 今起きている世界情勢を俯瞰しよう

<<   作成日時 : 2009/01/06 17:23   >>

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画像100年に一度の世界的金融危機・・・サブプライム、リーマン破綻、金本位制復活???・・・・・でも、一体何が起きているのか、何故こうなったのか、これからどうなるのか、世界経済は?”金”の価値って???
そんな疑問に答えてくれるのが、この本だと思います〜^^。

金を通して世界を読む』 −Looking at the world through GOLD -
執筆/豊島逸夫(としま いつお)
ワールド ゴールド カウンシル日韓地域代表 1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒。三菱銀行(現東京三菱銀行)入行後、スイス銀行にて貴金属ディーラーとなる。同行で南ア、ロシアなどから金を買い、アジアや中近東の実需家に金を売る仲介業務に従事。更にニューヨーク金市場にフロアートレーダーとして派遣され、現場の経験を積む。その後、金の国際機関ワールド ゴールドカウンシルに移り、非営利法人の立場から金の調査研究、啓蒙活動に従事。プロとしての経験をもとに、素人にもわかりやすく金相場の話を説く。マスコミでもしばしばコメントが引用される金についての第一人者。「日経マネー DIGITAL」にて金市場から見たマクロ経済についてのコラムを2002年から書き続けている。
著者紹介より

というわけで、今こそ金を買え!とか、その手の煽るタイプの内容では決してありませんので〜。そもそも、私が豊島さんのことを知ったのは、昨年金のことをちょっと真剣に調べてみようか、とネットで検索してみつけたのが「三菱ゴールドパーク」という三菱マテリアルのサイトで、そのTOPページに「豊島逸夫の手帖」というコラムがあるのが目に付き、どれどれと読み始めたのが最初でした。
一昨年あたりから、金価格だけは追っていたんですけど、何しろ投資というものに全く興味がなかったこともあり”何故、そのように値が動くのか?”ということが、全くわからずそれをわかるようになりたいな〜、というのが動機でした。
金だけのことではなく、世界経済の動きとともにそのときの動向、今後を読むその論理的思考(というか、著書紹介にあるとおり、金の出処、中継、末端と全てをプロとして経験しているからこその(日本人では一人だけ)、現実的見通し)の素晴らしさ+その語り口の面白さに、毎日更新されるこのコラムを読むのが楽しみになってしまったほどです。
※その後、豊島逸夫の手帖は、著者紹介にあるとおり、元々「日経マネー DIGITAL」内の「豊島逸夫のニュース読解」の転載であることがわかり、今では両サイトをチェックするようになってます^^。

TVやニュースで、アルファベットの頭文字の羅列や(FRB、CDO等)、カタカナ言葉(デリバティブ等)や、米国金融の要人の名前とか(グリーンスパンさん)、なんとなく聞いたことはあっても、それが何なのか、誰なのか、どれほど影響力があるのか、世界とどう繋がっているのか、さっぱりわからない方がほとんどだと思うんですけど(勿論、私もほとんど最初はわかりませんでした)、豊島さんのコラムを読むうちに、だんだんわかるようになり、世界経済を俯瞰(ふかん)できるようになりました。わかってみると、日本の既存メディアがいかに”世界のことをほとんど何も報道していない”かがわかり、唖然としますよ〜。日本の報じる世界ってアメリカと韓国と中国の、それも偏向したものばかりですもんね。

金は、商品とマネーの二面性をもつ唯一の金属である、ということの意味が本書を読むと、よ〜くわかるようになると思います。
歴史的に金がどういう役割を果たしてきたか(金本位制とはどういうものか、ニクソン・ショックってどういう状況の中で起こったか・・・これがわかると、これからアメリカが言い出しそうなことが見えてくるような・・・・・(苦)まずはオバマさん正式就任日あたりが要注意)、各国の金に対するスタンス(思惑・中東マネー恐るべし)、各国の通貨に対する想い、金市場のプレーヤー、投機マネーの実態(機関投資家、オプション取引、ヘッジファンド)、日本での金取引、これからの金を見るポイント、”有事の金”の本当の意味、オイルマネーとチャイナマネー・・・・・今、断片的にニュースで流れてくることが、”繋がって”理解できるのって、今のなんだかよくわからない・・・という不安感を拭うことができるし、なんだかよくわからない大きなものに騙されているような気がしていた人にとっても、もやもやとしていた目の前の雲が晴れるような感覚をおぼえると思いますよ〜。

今起こっている金融危機のことがずばり載っていますし、世界の歴史を含め、現実に体験した事実からの洞察(これを書けるのは日本人では豊島さんだけなのでは?)、題名のように、まさに”金を通して世界を読む”ことが、できるようになる本です(豊島さんご本人も、不安を煽り、金を買え!みたいな本だけにはしたくなかったとコラムで書いてらっしゃるんですけど、その意図が見事に伝わってきます。ご本人も、金を買うのは積み立て式でしか購入しないそうですよ(笑))。
私のように、豊島さんの毎日更新されるブログ(コラム)のファンの方が相当いるらしく(笑)、この本の発売は昨年12月19日だったんですけど、Amazonでは予約だけで完売したようで、当日にすでに売り切れ、いつ手に入るかわからない・・・というような状況になり、早く読みたい〜!と思っていた私は、地元の本屋さんに電話で問い合わせてみたら、ありますよ〜とのご返事に、取り置きしてもらい当日購入できたんですけど、本屋さんで見かけた方はラッキーだと思います〜。ただそんな状況のため、急遽増刷されることがきまり、1月11日ごろからまたネットでも買えるようになるみたいです。
※因みに、この本の印税はどこかの団体に寄付するそうです。

そして、ネット上の豊島さんのコラムは1月5日からまた更新されていますので、刻々と変わる状況を読み解きたい方は、勿論上記リンク先のコラムをチェックするのもお忘れなく!2002年からのバックナンバーは「日経マネー DIGITAL」内”豊島逸夫のニュース読解”で、2004年からのバックナンバーは「三菱ゴールドパーク」内”豊島逸夫の手帳”でも読むことができます。
※勿論、金購入を考えている方も、上記2つのサイトを覗いてみてくださいね。

今までの流れを知り、現状を把握し、先をある程度よむことができれば、激動の今を乗り越えるための指針になるし、気持ちの余裕も違ってくるのでは?
まずはこの本を読んで、世界がどう動いているのか、眺めてみてくださいね。

※2010年3月〜豊島さんが、twitterを始めました。
  いち早い情報がホシイ方、直接豊島さんとやり取りしてみたい方は、フォローしてみては?
  http://twitter.com/jefftoshima  ←豊島さんのアカウントです。





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2010/09/23 15:15

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