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zoom RSS 「黄金の都シカン」/「宇宙の謎を解き明かす」@国立科学博物館をみてきました

<<   作成日時 : 2009/07/19 15:05   >>

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画像お久しぶりの国立科学博物館もの(笑)です。リピーターズパス(1000円)を持っていると、その分(常設展入館料600円)割引で入れるので、いそいそと行ってきました。今回は(いつもなのかな?)水曜日はレディス割引で女性は1000円で入れるみたいですね。

特別展インカ帝国のルーツ「黄金の都シカン
場所:国立科学博物館(上野)
期間:2009年7月14日(火)−10月12日(月・祝)
時間:午前9時−午後5時(金曜日は午後8時まで)
    夏休み特別延長開館
    8月8日(土)−8月16日(日)は午後6時まで
    (8月14日(金)は午後8時)

インカ帝国は有名ですけど、それ以前にも黄金国家の都があった、という話は全く知りませんでした。1978年から、その可能性を確かめるべくこの地の調査にあたっていたのが、なんと日本人考古学者の島田泉(南イリノイ大学教授)さん。そして、インカ帝国のルーツである黄金の都がある、と確信にいたり、その仮説を確かめるべく1991年からロロ神殿東の墓の発掘を始めたそうです。そして、そこからは沢山の黄金製品を中心とした副葬品が発見され、その後も長期にわたる発掘により、驚くべきシカン(先住民の言葉で「月の神殿」という意味。教授命名)文化の姿が見えてきた・・・と同時に新たな謎も生まれることにもなったという・・・?

本展は、30年間の発掘の結果得られた考古遺物を中心に約200件のシカン文化の遺物を展示し、TBSの20年に及ぶ独占取材映像とCGによる3Dシアターを用いて、シカン文化の興隆から滅亡にいたるプロセスを追う・・・という構成になっています。

文字をもたないシカンの謎を解き明かす・・・なんて気の遠くなるような作業なんだろう、とまずそこに驚きました。考古学が地道な作業を伴うものであることはわかっていても、実際に映像でその様子を見ると、好きでなければできない・・・は、勿論なんですけど、”とり憑かれた”もしくは”魅了されてやまない”というような、何か強い思い入れ・情熱がなければ、とても続けられるものではないんだろうな、と改めて思いました。

考古遺物の説明のために、映像を2分程度観て説明を聞かないと、全く意味がわからない構成なので(全部で8映像ぐらい?)、混んでいるときに行くと、ちょっと厳しいかもしれません。事前知識として、科博サイト内のホットニュース2009年7月1日UP分の
シカン発掘30年 ― インカ黄金文化の源流 (協力:人類研究部 篠田謙一)」を読んでいかれるのをお薦めします。私も、事前にここを全て読んでから行き、だいたいの流れを元々つかんでおいてよかった、と思いましたので。

インカ帝国滅亡から遡ること約500年前、9世紀初頭の文化であるにもかかわらず、金属を扱い、素晴しい彫金の技術をもち、長大な灌漑用水路を建設し、土地を耕作し農業を行い、船をつくり漁業までやっていたという事実にびっくりです(14世紀後半にチムーによって滅ぼされる)。
支配層と庶民の階層がはっきりわかれた階級社会であったことや、にも関わらず主が30代の女性である墓も発見され、それまでの常識を覆すなど、考古学的に世界的大発見となることが多々あるそうです。

頭蓋骨から、当時の顔を復元したり、頭蓋骨の歯の型をとり、二つの頭蓋骨が血縁関係であることを突き止めたり、考古学といっても、他の専門家の力も合わせて解き明かしていく・・・といういうことも、初めて知りました。物言わぬ過去の遺物から、当時の生活、文化を読み解いていく醍醐味に、イマジネーションを働かせ、想いを馳せることの出来る方は、かなり楽しめる展覧会になると思います。
子供さんには少し難しいと思われますので、上記ホットニュースを読み、事前に一緒に行く大人の方が説明してあげるといいのではないかと思いました。

イベントとして、アルパカを連れてきて、一緒に写真を撮れる日もあるようなので、最初にリンクを張った本展の該当ページをチェックしてみてくださいね。

画像お土産コーナーにも、アルパカものがあって可愛いかったですよ。本物の毛を使っているのもありました。

写真は私が購入してきたものですけど、「森の妖精DUENDE(デュエンデ)と魔法使いBRUJA(ブルーハ)が、不思議な力を持つ天然石と一緒にあなたに幸せを運ぶでしょう。」というわけで、アンデス地方から来た妖精さんが天然石と一緒になってるというパーツものです。青い石がほしかったので、これを選んだんですけどどうも星座別になっていたみたいですね^^;自分の星座と違うものを買ってきてしまいました。まぁ、いいか(笑)

他にも、南米商品には心くすぐられるものが!インカコーラやアンデスコーラが売ってましたよ(笑)ジャイアントコーンも、どうしようか迷いました・・・・・(笑)
お土産ものは、細かいものも多いので、じ〜っくり見て探してみてくださいね。

TBSテレビで、シカンの特集番組もあるようです。
・7月26日(日) 14:00〜15:54
放送局  : TBSテレビ
番組名  : 古代アンデス大発掘 地底のメッセージ〜黄金国家シカンと格闘した30年〜
   ナビゲータは関口宏さん

※今日、この番組を見ました〜。この番組を見た方はシカン展を、より一層楽しめると思います^^。
                                                 (2009.07.26追記)

・8月8日(土) 21:00〜21:54
放送局  : TBSテレビ
番組名  : 世界ふしぎ発見!
   内容はシカン文化関連

こちらをご覧になるのも、事前勉強になる&本展をみた後に見ると、違った楽しみ方もできるかも?

そして、本展を見た後、「地球館常設展B2F」をご覧になるのもお忘れなく!入って、一番奥のほうになるんですけど、人類の進化を追った展示があります。シカン人の復元した顔をみると、アジア人の面影があるのがわかるんですけど、人類の拡散がどういうルートをたどったのか・・・?ということも説明されていますので、合わせて見るとより理解が深まると思います〜。

物言わぬ遺物との対話。ロマンを感じますね。


画像日本天文学会創立100周年・世界天文年2009 企画展
ガリレオの天体観測から400年
宇宙の謎を解き明かす
期間:2009年5月30日(土)−7月20日(月・祝)
※常設展入場料で入れます。

展示は”宇宙の謎”をテーマに、ガリレオからすばるに至る光学望遠鏡の歩みとともに、さまざまな光(電磁波)で研究を進める現代の望遠鏡とそれによって明らかになった宇宙の姿について解説する3つのゾーンで構成しています。
この展示を通じて、人類が宇宙の謎に挑戦し続けてきた軌跡と、明らかになりつつある宇宙の姿を理解することにより、宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ、自分なりの発見をしていただければ幸いです。
科博サイト内該当ページより

これも絶対見なければ、と思っていた企画展です。
知らないうちに、知らないところで、着々と研究が進められているんだなぁ、と実感できるものでした。
展示物だけではなく、実際に自分でみたり動かしたり出来る装置があるのが楽しいですよ。ブラックホールに流れ込むガスと同じ動きをするという、黒い円形すり鉢状の模型に白い玉が流れ込む装置が私的には気に入ってしまいました(笑)是非、やってみてくださいね。
※と、言っても明日までなんですけど^^;

世界の天文学者が答えを知りたい4つの大きな謎は、誰もが聞いたことがあるのではないかと思います。
1.宇宙はどのようにして作られ、これからどうなっていくのか?
2.銀河はどのようにしてできたのか?
3.惑星はどのようにしてできるのか?
4.現在の科学的知識はどこまで通用するのか?
個人的に特に注目しているのが4番目なんですけど、「地球とまったく異なる極限環境において、新しい物理の法則が見つかる可能性も?」と、いうことなんですね。
とかく、科学は万能と思われがちですが、最先端の研究をしている人達ほど、そうではないことをわかっていて、今ある知識が全てではなく常にあらゆる可能性を排除するべきではない、というスタンスを持っていることをわかり、巷に氾濫するエセ科学に騙されないよう気をつけたいものです(ちょっと横道にそれました(笑))。今までの常識を覆す何かが発見されるかも?と考えると、なんだかワクワクしますよね。

物言わぬ遺物との対話&地球外世界の研究と、普段の生活から開放され、遥か彼方に思いを馳せることのできる機会をお見逃しなく!勿論、常設展も十分楽しめますので、そちらもご覧になってくださいませ〜^^。

危険な海の生き物たち
期間:2009年7月14日〜9月6日(日)
場所:地球館1階「地球の多様な生き物たち」展示室内
※常設展入館料でみることができます。

ドクサバフグ・シロサバフグ、ゴンズイ、ハオコゼ、アカエイ、ヒョウモンダコ、カツオノエボシなど・・・実は危険な生き物たち!海に行くご予定のある方は、見ておいたほうがいいかも?
研究者によるトークイベントもあるようなので、上記リンク先をチェックしてみてくださいね。



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黄金の都 シカン/国立科学博物館
&nbsp;黄金の都 シカン/国立科学博物館 ...続きを見る
京の昼寝〜♪
2009/07/22 12:28
マチュピチュ「発見」100年『インカ帝国展』@国立科学博物館に行ってきました
昨年9月以来の、国立科学博物館です。マチュピチュ・・・インカ帝国・・・この言葉を見た瞬間から、絶対行こうと思ってました(笑)この記事を書くために、インカ帝国のルーツ「黄金の都シカン」を科博で見たのはいつだっけ?と、見返してみたら・・・2009年の7月!もう3年近く前だったのにびっくり。ついこの間みたような気がしてたんですけど^^;前回同様TBS協賛、かの地に渡り1978年から研究を続けている日本人考古学者の島田泉(南イリノイ大学教授)さんも、今回、写真・映像で拝見できます。 ...続きを見る
オクターブの共鳴音
2012/03/16 17:51

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