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zoom RSS ナポリ・宮廷と美「カポディモンテ美術館展」を観てきました@国立西洋美術館

<<   作成日時 : 2010/08/15 16:17   >>

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今年の夏は、ほんとうに暑いですよね〜。海もいいんですけど、先日UPした城ヶ島の時のあまりの暑さに、しばらく海は止めておこうかな・・・でも、どこかへは行きたい・・・涼しそうなことろ・・・美術館!でも、考えることは皆同じで、まして日曜日じゃ混んでるかな・・・と、思いつつ先週の日曜に、観たいと思っていた国立西洋美術館に行ってきました。

画像ナポリ・宮廷と美『カポディモンテ美術館展』
ルネサンスからバロックまで
 ←公式サイトです

2010年6月26日(土)〜9月26日(日)
場所:国立西洋美術館(東京・上野公園)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分
       金曜は午後8時閉館
       (入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日、9月21日(火)
     ただし、8月16日(月)、9月20日(月)は開館

ナポリを見下ろす丘の上に建つカポディモンテ美術館(「カポディモンテ」とは「山の上」の意味)は、イタリア有数の美術館のひとつです。1738年にブルボン家のカルロ7世(後のスペイン王カルロス3世)によって建造が開始された宮殿が、そのまま美術館となっています。そもそもこの宮殿は、美術品を収納・展示することを目的のひとつとして建てられたものでした。というのもカルロは母エリザベッタ・ファルネーゼからファルネーゼ家の膨大な美術品コレクションを受け継いでいたからです。

コレクションが展示されるようになると、ナポリを訪れる文化人たちは競ってここを訪れるようになります。その中にはドイツの文豪ゲーテら、名だたる知識人、画家たちがいました。その後さまざまな変遷をたどった後、国立美術館として一般に公開されることとなりました。ファルネーゼ家およびブルボン家のコレクションを中核としながら、その後もコレクションの拡充を続け、現在の姿となっています。
本展公式サイトより抜粋

と、いうわけでルネサンス期の絵は好きですし、イタリア美術も好きな私、絶対行こうと始まる前から思ってました。カポディモンテといえば、ブランド「ジノリ」のカポディモンテ窯をすぐ思い浮かべる私(ナポリ王カルロス三世によって開窯され、リチャード・ジノリ窯第三期1792 〜1837にジノリに権利を買い取られた窯です。テーブルコーディネートをやってた時期があるもんで、ちょこっと薀蓄のべちゃいました)。ジノリは3つの窯が統合されたので、その窯によって作風が随分と違います。特にこのカポディモンテ窯のものは、複雑、繊細、優美でジノリのシリーズの中でもお高いものが多いですね。
混んでるとやだなぁ、とそれをかなり気にしていたんですけど、午後2時半ぐらいに着いたら・・・空いてました〜^^。しかも、涼しい!冷房がよくきいてます(美術品保護のためもあるのだと思いますが)、まずそこで嬉しすぎでした(笑)

作品は、公式サイトのほうでかなり見ることができるようになってますが、バロック時代の作品のほうが多かったですね。目玉はパンフレットにもなっている上記「貴婦人の肖像(アンテア)」パルミジャニーノでしょうか。
※写真は全て、パンフレットを写したものなので、画質がおちています。
この絵のモデルは古来、ローマの高級娼婦でパルミジャニーノの愛人と言われた女性アンテアとされてきた。ただしその根拠はない。衣服は北イタリアの貴族のものに近く、ふんだんな装飾を身につけているのは、彼女が新婦だからかもしれない。ともあれ、闇を背に強い照明を当てられた彼女は、その美しく、しかし注意深い顔立ちときらびやかな衣装によって、パルミジャニーノの代表作としてのみならず、16世紀の女性表現を代表する作例として知られている。 公式サイトより


画像もう一つは、こちら。私の好きな神話題材の絵です。
「アタランテとヒッポメネス」グイド・レーニ
古代神話の乙女アタランテは、その美貌と俊足、そして男嫌いで有名であった。求婚者は彼女を駆け比べで負かさねばならず、それができないと彼女に殺された。しかしヒッポメネスは彼女に抜かされそうになると黄金のリンゴを落とし、彼女の気をそらせて勝利した。この絵はまさに、ヒッポメネスの落としたリンゴをアタランテが拾う場面である。斜めの線を強調した構図や古典的な肉体美に、画家の力量が発揮されている。 公式サイトより


ちょっと、ヒッポメネスに絡む布が不自然な感じもするんですけど、肌の質感が実際に見ると凄いんですよ。どうしてこんなふうに描けるのか、驚かされます。必見。
土産物コーナーで、マルチホルダー(カード入れや小物入れもついている)がこの絵であったので、購入してしまいました(笑)

画像左:「ユディトとホロフェルネス」アルテミジア・ジェンティレスキ
右:「マグダラのマリア」ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

このマグダラのマリアは見た瞬間、あれ?以前にも観たような・・・と、いうわけでどこかで観てるんですけどそれが思い出せない・・・これも有名な絵ですね。
※思い出しました〜。1980年国立西洋美術館で開かれた「イタリア・ルネッサンス美術展」で見たのを、図録を見て思い出しました。30年ぶりの再会ですね^^;・・・これだから、なんでそんなに色々憶えてるの?と、言われるんですよね(苦笑)←親が好きだったもので、小さい時から、美術展や映画をよく観に行っていた。

左側の絵が、結構残酷でして。。。寝首をかく、とはこのこと、敵国のトップを寝てる隙に女性が・・・と、いうパターンが当時よくあったようで、何の躊躇いもなくナイフで首をかき切ってます。他にも、やはりそういう題材の絵がありまして、とかく国同士の争いに女性が利用されることは当たり前・・・でも、弱い立場で貢物的に扱われているばかりではなく、逆に相手国を滅ぼす刺客のように動いていた女性も相当数いたであろうことがわかったのは、新たな発見でした。

全体的に暗いバックに光るように人物が描かれているものが多く、ぱっと見には暗いイメージがするんですけど、画家の力量の素晴しさに圧倒されるものが多々ありました。
「リナルドとアルミーダ」アンニーバレ・カラッチの、男性が着ている衣装の布の表現も素晴しいものなので、お見落としなく!

タイアップ企画として、この展覧会のチケットの半券を持っていくと、「EATALY 代官山」での、買い物が10%Off、というのもやってます。ここは、たまに買い物に行くのでちょっと嬉しい^^。パルミジャーノ・レジャーノの粉状にしたものを売ってる時があるんですけど、激ウマのうえに安く購入できるのでお薦めですよ(無い時もあるのでその時はゴメンナサイ)。生パスタも半額になってる時にあたったら、かなりラッキー。アンチョビのオリーブオイル漬けや、本場イタリア物が購入できる店としては日本最大だそうです。数店舗他にもできてるみたいですけど、半券で10%Offは代官山だけみたいなので、お間違えなく。※詳しくは、公式サイトでご確認くださいませ。


そして、国立西洋美術館といえば、松方コレクションを軸とした常設展の質の高さです。いつも必ず見るんですけど、リニューアルオープンした後すぐ行ったその時と、また若干配置換え等あったようですね。新しい作品も、またプラスされていました。
ロダンの彫刻が、絵の間にも置かれるようになってましたね。

今は、『オノレ・ドーミエ版画展―『カリカチュール』と初期の政治諷刺画―』が開かれています。
会期: 2010年6月26日(土)〜9月5日(日)
会場:国立西洋美術館 版画素描展示室

こちらも、かなり見応えがありました。
常設展全てを見終わったころには、すっかりくたびれてしまう程、圧倒的な存在感をもつ作品群で、やはり何度見てもいいですね。こちらだけなら420円なので、これだけ見に来てもいいかな、と思うほどです(笑)

この暑い中、涼しい館内で素晴しい美術作品を堪能するのも一興・・・ではないでしょうか(笑)



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
オクターブさん、こんにちは〜^^。

美術館、長い間行けてないのでいいな〜って(笑)。
むかーしイタリア旅行に行った時に美術館をはしごしすぎて目がおかしくなりました(薄暗いからかなぁ)。
美術品もさることながら・・・チーズにオリーブ生パスタ!こっちに目がいきまくりの私なのでした。夏バテとは無縁です。

みんち
2010/08/18 10:05
みんちさん、どうもです〜。

私も、長いブランクの後、また行き始めたのって10年ぐらい前からかな。色々と余裕がなくて、足も気も向かなかったというか(笑)
イタリア行ったことないのよねぇ、行きたいな。
でも、国立西洋美術館のコレクションは、ほんっと質が高いので、美終わるとがっくり疲れます(エネルギーが凄い)(笑)
わはは。夏バテしてなくてよかったわ。いやー、ここのパルミジャーノ・リジャーノ(12、24ヵ月熟成等ある)、ほんっとうに美味しくて、固形で買うとそれなりのお値段してしまうんだけど、粉状のは全然お安いので、見かけたら必ず買ってるのよ〜。
生パスタも激ウマで(笑)
今年の暑さには、アジアン&メキシカン系が合うなと、ここのところ色々食べてます^^。
オクターブの共鳴音
2010/08/18 18:02
こんばんは。

明日の日曜日観に行こうと、混雑ぶりはどうなのかなと検索していてこちらにたどり着きました。

日曜日の2時半でも空いていたなんて、驚きです。

そしてブログを拝見して、ますます楽しみになりました。

ありがとうございました♪
Kay
2010/09/04 23:51
Kayさん、こんにちは。

今年は暑すぎるので、多分空いてたんだと思います(笑)特に2時ごろって、一番暑いですし。
今日は、ちょっと曇ってるから、どうでしょうか・・・9月になっても、まだまだ暑い日が続いているので、大丈夫でしょう!(笑)

同展、常設展とも、存分に楽しんできてくださいね♪
オクターブの共鳴音
2010/09/05 09:04

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