「アホウドリの糞でできた国ーナウル共和国物語」文:古田靖は必読!:追記あり

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1月28日(金)付けの読売新聞朝刊、2面に載っていた本の広告.。
アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語」
アホウドリの糞でできた国・・・・・?何それ?そんな国ってあるの?しかも「税金ゼロ・学校・病院はタダ。食事はすべて外食。国民は誰も働かない・・・。」と書いてあるじゃありませんか!
石油が出るアラブの国々より裕福・・・・・?

イラストも寄藤文平氏の、ほよよん、とした絵で好みのタイプ。
PARCO Part1 B1のパルコブックセンターだったらあるかな?
と、その日のうちに渋谷へ行き、予想通りあったので早速購入。

そして、この本の内容なのですが、読んでびっくり!
こんなにやさしい雰囲気の絵本と言ってもいいつくりなのに、内容は「政治経済」
(恥ずかしながら「ナウル共和国」の存在すら知らなかった私)
バチカン・モナコについで、世界で3番目に小さい国のお話。
太平洋の赤道付近に浮かぶこの国は、
なんと「アホウドリの糞」が堆積して、島になったのだそうです。
そしてアホウドリの糞が年月を経て、「燐鉱石」になり、
その「燐鉱石」がヨーロッパ先進国にとって、どうしても欲しい資源であったために
「ナウル」の数奇な運命が始まります。

大国の傲慢な欲望の前に、無垢であった島民はなすがまま。
第二次世界大戦の時は、日本もこの国を支配し、一部の島民をトラック諸島に送ったりもしたそうです。(パラオに行ったことのある方はご存知だと思いますが、年長の人達はイントネーションもそのままの流暢な日本語をしゃべります)

一時は最初に書いたような、裕福な暮らしの国になりましたが、「燐鉱石」が枯渇する時が・・・
そこから、またこの国の試行錯誤がはじまり・・・2001年9・11が起こり・・・ナウルは孤立し・・・

「国ってなんでしょう。政治って何でしょう。選挙ってなんでしょう。資源ってなんでしょう。働くって何でしょう。いまにも滅びそうな国ナウル共和国は私たちにいろんなことを考えさせてくれます。」
・・・・・この本の帯に書いてある言葉なのですが、まさにその通り。

この小さな国に起こってきたことに、今地球上で起こっている色々な問題が凝縮されています。
Eメールが生んだ「世界がもし100人の村だったら」という本がありますが、
それを現実に体現している国ともいえるのではないかと。
そして、その国のことを、わかりやすく親しみ易い本にしてくれたのが著者の方々。

そう、文を書いている古田靖氏とは、私達と同じブロガーである
「適宜更新」さんなんですね。
雑誌ライターでいらっしゃる適宜更新さんのblogを私が知ったのは、
「バカボンのパパの年齢」を検索していてなんですが、
(※なんでそんなの検索してたの?という突込みはなしということで m(_ _)m )
そのなんともいえず「ほんわり」した文体と、トピックの多様さ、目の付け所にピピッときたものがあり、すぐさまブックーマーク。そしてMyblogListに登録。
(私のもう一つのblogにはMyblogListを表示できるので、見て頂ければすぐわかると思います。ああ~、biglobeさん!こっちにもJava Scriptを使えるスペースを設けてください~(涙))

家庭菜園を営んだり、ご自分でパンを焼かれたりと、クリエイティブな能力を色々と発揮されている方ですが、今日(1月29日)24時~翌朝5時には、渋谷でイベントも開催!な~んとDJもされるんですね~!興味を持った方は渋谷へGO!詳しいことは下記「適宜更新」さんのblogで。
(イベントは定期的にされているようです)

「適宜更新」 ←こちらからど~ぞ
※ナウルの続報も随時更新されています。

もう一つのblogで以前記事にした「電車男」もネットが生んだ今日的な本ですが、
「アホウドリの糞でできた国ーナウル共和国物語」も、blogのネットワークが生んだ本といえるかもしれませんね。
でも、この本は「小・中・高校の学校推薦図書」にしてもいいのではないかと、個人的には思っています。その親しみ易い文体にかわいいイラストの説明も加わり、すらすらと頭に入ってきます。
「政治や経済の話しってわかりずらい」と思っている方にも、そして小学校中学年以上の子供たちにも、是非、手にとって実際に読んでみてほしい本です。

出版元の「アスペクト」さんのHPリニューアルとともに特集ページができたようです!
「アホウドリの糞でできた国」  ←こちらからも購入できます。
イラストの寄藤文平氏による、書店用のPOPもみることができます。←カワイイ
                                              (2005.2.2追記)

※下記Amazonからも購入できます。




この記事へのコメント

MARO
2005年01月30日 01:33
こんにちは。面白そうですね。私もナウル共和国って知りませんでした。
私はオクターブの共鳴音さんの目の付け所が好きなので、オススメとなると買っちゃおっかな~。
ところで、バカボンのパパの年齢は・・・アニメ版ではエンディング曲によると「41歳」じゃなかったでしたっけ。
オクターブの共鳴音
2005年01月30日 09:51
MAROさま、どうもです~!
ナウル共和国、オリンピックにも出ていたらしいんですけど、
全然気がつかなかったです、私(汗)
この本は、いいですよ~。絵もナイスで可愛いし文もやさしい雰囲気なのに、内容が凄い!オーストラリアも影でこんなことやってたの?と、びっくり。知らない事が、まだまだ沢山あるなぁ・・・と。
バカボンのパパの年齢は・・・そうです、41歳。
も~うMAROさまってば、どうして知ってるの~?! さすが!^^。
私は、全然知りませんでした・・・しくしくしく・・・
古田靖(適宜更新)
2005年01月30日 16:58
ご紹介どうもありがとうございました。
身にあまるお言葉を頂いてしまい、
何を書いたらいいのやら、えーと。
あ、そうそう。
バカボンのパパは41歳ですけど、バカボンは何歳なんでしょうね。
小学生以上の設定はないとかなんとか。
ともかく、ありがとうございました。
オクターブの共鳴音
2005年01月30日 21:49
適宜更新さん、お越し頂きありがとうございます。
本当に、良いと思ったから書いたんですよ~。
検索にひっかかるようになると、過去ログでもコチラの方がアクセスが増えますので、あちらではなくこっちのblogで紹介させて頂きました。(アカデミックな場所からのアクセスも多いですし)
バカボンの年齢・・・・・わからない・・・
ウナギイヌのお父さんとお母さんのなれそめは、知ってますけども(汗)
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします~。

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