マスク、手洗い、三密をさける、日々の中で ー久しぶりに本のご紹介ですー

人ごみを避ける生活が、すっかり定着したような気がする、今日この頃。
世界中が、新型コロナウィルスのために、こんな風になるなんて、全く予想していませんでした。※こんなにすごい勢いで、世界中に広がるとは、思っていなかった。

人ごみは嫌いだし、家にいるのも苦にならないんだけど、子供たちや、運動系の学生さんたちは、力あり余って、厳しいだろうなぁ、と思います。

きれいな海や、木々や、空気を満喫できないのは、つらい。
昨日、医療従事者の方たちに感謝と敬意を表すために、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が、東京の空を飛行した時の写真、ブルーインパルスは、勿論凄いんですけど、きれいな青空が印象的でしたね。この時期は、こういう青い空が気持ちいいんだよな、と思い出しました。そして新緑の眩しさ。空を見上げること。
こういう、自然なことができなくなってるのは、厳しい。3密を回避しながら、そろそろできるようになるのかな?

こんな中でも、毎日、世界中で色んな事が起きてるわけで。
もう、ず~っと、経済、政治、何かおかしいんじゃないか?と、思い続けている中で、NHK-BSの番組で、Joseph E. Stiglitzさんが、話していることを聴いて、前から気になっていた彼の最新刊(2019年12月20日出版)を、読んでみようと買ってみました。

PROGRESSIVE CAPITALISM(プログレッシブ キャピタリズム): 利益はみんなのために
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※「中流という生き方は、まだ死んでいない」というのは、日本語版の帯についているものです。

ノーベル経済学賞受賞の経済学者。私が仲良くなったPaul Krugmanさんが、影響を受けた人でもあり、内容は、ほぼPaulさんが日々tweetしていることと同じなんだけど、ネットではとても言えないアメリカの酷い現実が、書かれていて驚きました。
経済と政治は切り離せないし、今回の本では、政治との絡みが、きちんと整理され、説明され、どうしたら良いかという、提案まで書かれていました。

「世界で最もイノベーションが進んでいるように見える米国経済がこれほど低成長を記録し、成長の果実が一般市民にまでほとんど行き渡らないのはなぜか、と言う疑問のかなりの部分を『市場支配力』で説明できる」と分析する第3章(「搾取と市場支配力」)です。著者はその背景を「企業が競争を制限するために用いる『イノーベーション』にある」と看破し、具体例として、米国において競争が不十分な通信の分野で、ブロードバンドの利用料が他国に比べ高価であることなどを挙げています。-上記リンク先Amazonのレビューより抜粋引用-


え?って、思う方が多いかもしれませんね?日本人は、アメリカは凄い!一番!と、思いこまされていますので。
1%の人間が、他の人々から搾取している、という現実。市場支配力が、一番問題であること。自分たちが儲けるために、法までも”お金”でゆがめ、自分たちに都合のいいように作り変えてきた。←えええ~っ?もう、びっくりですよね。
※Trumpさんのやっていることを見ていると、やっぱりそうだったのか、という気にもなるけど。

「アメリカンドリームなんて、もう神話だ」「新自由主義がなぜ失敗したか」
「テクノロジーの進歩により、資金力の格差が政治力の格差につながりやすくなっている。」
「富裕層への減税、金融の自由化、環境規制の撤廃が移民排斥や保護貿易といった厳しく規制されたグローバル体制と、特異な形で結びついている。」

聞いたことのある「言葉」が、沢山でてきますよね。
主に米国の経済状況について論じていますが、日本も多くの面で米国の後を追う傾向にあるほか、現在の第二次安倍政権の政策は著者を含むリベラル派経済学者の影響を大きく受けており、今後を考える上で参考になる点が少なくありません。 -上記リンク先Amazonのレビューより抜粋引用-

そうなんです。皆さんご存じのとおり、日本はアメリカの影響を、おもいっきり受けています。中流層がいなくなり格差が開いたのは、日本だけではなく、アメリカのほうがもっと酷いわけです。このまま、後追いをしていたら、もっと悪くなるのは明らかです。
だから、皆さんにこの本を読んでほしいと思いました。まずは、アメリカの現実を知ってほしいです。正直、ここまで悪くなっていたのか、とびっくりしました。
「万人に仕事やチャンスを提供する力強い経済を回復する」←え?日本のことじゃないんですか?
「民主主義を回復する」「万人にまともな生活を」←選挙制度が、驚くほど偏っていることにも驚きます
「自らの首を絞める資本主義を救う時間はまだある」

この本は昨年の12月に発売されたので、その後、新型コロナウィルスによって、今のようになるとはStiglitzさんも思っていなかったと思います。
今、経済活動、その他、ストップしている時だからこそ、今までよりもっといい方向に舵を切るタイミングなのではないかと、思います。それには、まず、現実を知るために、この本を読んでほしいと思います。※市場原理主義者の皆さんは、Stiglitzさんの言い分に反対することは、ご自身わかっていらっしゃいます。

今まで想像もつかなかった世界が、見えてくると思います。

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