最近の日本映画はほとんど観てないんですけど、昔のものはよく観てました(勿論、洋画も)。緒形拳・・・また一人、名優が亡くなってしまいました。まだ71歳だったのに。 緒形拳(Wiki先生)といえば「砂の器中学2年のとき、学校で皆で観に行く映画が「砂の器」だったので、強烈に憶えているんですけど、最近のリメイク版しか見たことのない方は、こちらを観るのをお薦めします。 ああ、あと「鬼畜 そして、つい最近、知り合いが手に入れたという映画「Mishima A Life In Four Chapters(Wiki先生)」を観たんですけど、も〜うびっくり。これが日本で上映されなかったというのは、残念ですね。 題名のとおり、三島由紀夫(wiki先生)を、彼の書いた4つの作品とともに、1970年11月25日に起きた陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地での籠城事件・自衛隊決起を促す演説・割腹自殺までを描いた作品で、緒形拳が三島由紀夫を演じています。カンヌ映画祭で絶賛された映画のようですが、製作陣、俳優陣が凄いんですよ〜! 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカス 製作:山本又一朗、トム・ラディ 監督・脚本:ポール・シュレイダー (「タクシードライバー」脚本) 原作:三島由紀夫 音楽:フィリップ・グラス 美術:石岡瑛子 ナレーション:ロイ・シャイダー (「Jaws」署長さん役、「All That Jazz」等) ※私が観たのは、緒方拳がナレーションのものです。 1985年にアメリカでは公開された、日米合作映画のようですけど、凄すぎですよね。そして、日本の俳優陣が・・・・・ 緒形拳 、坂東八十助、佐藤浩市 、沢田研二 、永島敏行、萬田久子、烏丸せつ子 、塩野谷正幸 、三上博史、利重剛 、沖直美、大谷直子、加藤治子、横尾忠則 、高倉美貴、池部良、李麗仙 、織本順吉 、根上淳、 勝野洋、倉田保昭 、左幸子、徳井優 、新井康弘 、笠智衆 懐かしい(と、言っては失礼か・・・・・?!)名優さんがいっぱいなんですよ〜。 三島由紀夫の人生を、『金閣寺』『鏡子の家』『奔馬』(『豊饒の海』第二部)の三島文学を映像化したものと、ドキュメンタリー調の再現映像を加えた四部構成によって描かれているんですけど、「金閣寺」に、坂東八十助がどもり、佐藤浩市がびっこの役で出ていました(今では放送禁止用語ですね。映画の最後のほうに、きちがいなんてセリフも出てくるんですけど、今日本で公開するんだったらピーになるんでしょうね)。そして、金閣寺の住職の役で、笠智衆が出てるのも凄い!(Wiki先生によると、本編ではカットされ、米版DVDに未公開映像として入っているらしいです) 坂東八十助が初めて関係をもつ遊女の役で萬田久子が出てたりと、チョイ役に有名どころがいっぱい(楽) そしてジュリー(沢田研二)!うわ〜、ジュリーってやっぱりキレイ・・・(笑)1985年というと今から23年前・・・37歳ぐらい?(で、合ってますか、MAROさん?(笑))こういう役はまりますねぇ。。。「鏡子の家」で、左幸子の息子役で出てるんですけど、母親の借金の代わりに金貸しの女社長(李麗仙)と、破滅的な関係に陥っていく(サド侯爵っぽい?)役で、いい味だしてました(MAROさんにお見せしたい!)ジュリーの遊び相手に烏丸せつ子(懐かしいな〜)が出てるんですけど、これもハマリ役。 永島敏行や三上博史が2・26事件の将校の役で出てるんですけど、永島敏行もはまり役でした。最後に切腹するシーンで三島由紀夫の切腹シーンとオーバーラップするんですけど、迫真の演技でした。 芸術家の横尾忠則や、倉田保昭(知ってるかな〜、皆さん^^;ブルース・リーが流行ったころカンフーものを見ていた方は絶対知ってるはずなんですけど・・・TVのGメンにも出てたかな?)をほんのチョイ役で出すなんて、通好みすぎる!(大笑)製作者の方々は、よほど日本映画を見ていたというか”好き”なんでしょうね。 女優の方々を見ても、通好みなのがわかりますよね(笑)大谷直子が、幼少の頃の三島由紀夫のお母さん役でした。この子役の男の子、Wiki先生に載ってる、三島由紀夫の子供時代の写真と本当にそっくりでしたよ。 そして、俳優陣が素晴しいのもさることながら、映像がまた革新的。鮮やかな色彩と、デフォルメされたセット(?)で、三島由紀夫の世界観が一層際立ち、この演出方法考えた人のセンスが凄いなぁ、と。あ、美術は日本の女性なんですね。Wiki先生によると、PARCOや資生堂の美術関係もやっていた方のようで、名前だけは私も知ってる人でした。 アート作品としても、非常に楽しめる映画だと思います〜。感性の豊かな方必見! 三島由紀夫といえば、切腹をした人・・・文学界の昔の人のイメージがしてしまうんですけど、昭和の人なんですよね。石原慎太郎とも友人であり、美輪明宏との仲も有名ですね。この映画でも、美輪明宏とのエピソードなんだろうな、と想像できるシーンがありました。 自衛隊は敗戦後の国家の不名誉な十字架を負いつづけて来た。自衛隊は国軍たりえず、建軍の本義を与えられず、警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与えられず、その忠誠の対象も明確にされなかったWiki先生 三島の自衛隊論より まさに現代の日本でも、問題になっていることを当時真剣に考えていたのだということを、恥ずかしながら今回初めて知りました。三島由紀夫というと右翼みたいに思われがちですが、違いますので〜。(※何故、あの歳に割腹自殺をしたのか、ということについては諸説あるようです。でもその現場写真が新聞に載ったというのが、今から考えると驚きです。”三島由紀夫 自決の現場写真”でググると出てくるので、ご覧になりたい方はど〜ぞ。グロ注意!) 生い立ちからきたものもあるのか、どちらかといえば腺病質(?)で、耽美的なものを好む美意識・・・かと思えば、体を鍛え始め、だんだんと筋肉質になっていくさまや、全く一般人であるような日常感覚(結婚して子供もいる)等、色々と合わせもった三島由紀夫を緒形拳は、実に上手く演じていて、この作品を皆さんにお見せできないのが本当に残念。ちゃんとした俳優さんだけで作った映画は、やっぱりおもしろいな〜と再確認。三島由紀夫はどちらかといえば、外国で好まれるというのも、今回わかったように思います。 Amazonでもあるにはあるんですけど「Mishima 『Mishima: A Life in Four Chapters TRAILER (widescre』YouTubeで劇場版予告編がありました。音楽もいいんですよ〜。ジュリーも一瞬映ります^^。 「Auviss」(高円寺でディープなものを扱うレンタル&セルのビデオ屋さん) ここだったら、あるかなぁ・・・どうだろう・・・・・^^;? |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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日本未公開 「Mishima A Life In Four Chapters」
1985年映画「Mishima: A Life In Four Chapters」(日本未公開)。 そんなに必死に探していたわけではないのですけど手に入ったので観ました〜。 この作品を教えていただいたオクターブの共鳴音さま、いつも有難うございます。お世話になります。 ...続きを見る |
ボヤッキーぶろぐ 2008/12/30 01:21 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
これはこれは。お呼びいただき有難うございます。 |
MARO 2008/10/11 23:45 |
MAROさん、どうもです〜(笑) |
オクターブの共鳴音 2008/10/12 08:19 |
10年ほど前に「Mishima」を入手、こんな素晴らしい映画が、日本で公開されないのを残念に思っていました。ところで最近偶然、97年にフジテレビで制作された「ギフト」(木村拓哉主演)を観てびっくり。(こちらも暴力シーンが社会問題になり、再放送は無し、ビデオは廃盤)。「仮面の告白」(沢田研二)の印象的なシーンが冒頭からでてきます。さらに主人公の名前は「由紀夫」、最終回でキーマンが緒形拳、カメオで沢田研二とくれば、明らかに演出が「Mishima」を意識したのだろうと思いました。思いがけなく嬉しかったです。ちなみに私は10年前に早稲田のビデオ屋でMishimaを見つけました。 |
りんご 2008/11/15 00:51 |
りんごさん、はじめましてコメントありがとうございます。 |
オクターブの共鳴音 2008/11/15 07:06 |
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